【大人も楽しめるアニメ】『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を堪能したのであらすじや感想などをまとめてみた

こんにちは。編集のイワフネです。

東京メトロ丸ノ内線、赤坂見附駅の永田町駅へ続く駅内通路の途中で、FODが『劇場版 サイコパス』を独占配信しているという旨が書かれた広告を見かけました。

そういえば、サイコパスのアニメ面白かったよなと、このアニメについて想いを巡らせると、劇場版は出ていたのは知っていたけど、まだ見ていなかったことに気付きます。

ならちょうどいいや、アニメシリーズも幾つか見返したい話があったし、良い機会だからFODでサイコパスを見てみようと思い、FODに登録してみました。完全に広告につられちゃってますね。

ちなみにFODとは、フジテレビオンデマンドの略です。名前の通りフジテレビが運営する動画見放題サービスですね。

fod

フジテレビ系列で放送しているドラマやアニメの見逃し配信や過去放送作品のラインナップが充実しています。邦画もたくさん結構見られます。

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サイコパスについても、少し解説しておきます。

サイコパスは、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されていたアニメオリジナル作品です。脚本は『魔法少女まどかマギカ』などで有名な虚淵玄さん。

サイコパスサイコパス image by Google 画像検索

サイコパスのアニメシリーズは、シーズン1からシーズン2まであります。シーズン1は全22話、シーズン2は全11話の構成です。シーズン1の脚本は前述した虚淵さんですが、シーズン2では『マルドゥック・スクランブル』などで有名な冲方丁さんが脚本を務めています。

FODならサイコパスのアニメシリーズを全て見ることができます。

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さて、記事の冒頭から作品の解説が長くなってしまいましたが、この記事では、FODで独占配信されている『劇場版 サイコパス』について感想などを紹介していこうと思います。記事内に『劇場版 サイコパス』の若干のネタバレがございますのでその点はご留意ください。

この記事の情報は2018年3月15日時点のものです。現在は視聴できなくなっている場合がありますので、予めご了承ください。

サイコパスのあらすじ

映画の感想に入る前に、FOD公式サイトから、サイコパスのあらすじを引用してご紹介します。

人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった未来世界。あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。

人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。

犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。

自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。

サイコパスは、システムに支配された一種のでディストピア世界を描いた、近未来SF作品です。

ディストピアとは、ユートピア(理想郷)と対極にある概念で、全体主義社会というか、絶対的な権力に統治された社会を指します。

サイコパスでは、シビュラというシステムが絶対的な力を持っています。このシステムは「人生涯福祉システム」として、人の心の状態や適正を数値化し、適正な職業を案内したり、娯楽を提供したりします。現代から見ると、かなり進んだレコメンド機能といった感じでしょうか。

このディストピア社会は、近未来SF作品の設定に良く使われますね。

有名なところでは、ジョージ・オーウェル『1984』とかでしょうか。1984では「ビック・ブラザー」という絶対的な勢力に支配された社会を描いています。

1984は、サイコパスよりディストピア要素が強いです。人々の生活は政府の監視下におかれ、少しでも反社会的な思想を抱くものならば、それは犯罪の対象として厳しく取り締まられます。

サイコパスはディストピア社会といっても、決して暗いだけの作品ではありません。あくまでシビュラシステムの目的は、社会の最適化にありますから、システム統治されることで、犯罪がない、暮らしやすい生活を人々は送っています。もちろん、表向きに限ってのことですが。

サイコパスの魅力は、設定やシリアスを含んだ作風だけではありません。カッコいいアクションであったり、ドミネーターのような近未来アイテムであったり、キャラクターの抱く哲学であると、個人的に思っています。

シーズン1の狡噛慎也と槙島聖護のやりとりなんて、ほんとカッコいいです。

サイコパス ドミネーターサイコパス ドミネーター image by Google 画像検索

ディストピアとしての社会構造は、作品のベースとして重要なファクターではありますが、自由意志を削がれた劣悪な環境について考える、といった類の作品ではありません。(それでも、ディストピアを形成しているシュビラって一体何なんだという部分の設定は、かなり凝っていて非常に面白いです)

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重めの設定は苦手だなという方にも十分楽しめる作品だと思います。ぜひ、シーズン1の最初の数話だけでもチェックして、サイコパスならではの世界観を味わってみてください。

また、近未来のSF作品として、この作品を士郎正宗の『攻殻機動隊』と比較している記事をネットでチラホラ見かけます。攻殻機動隊は、サイバー犯罪にたちむかう、公安9課の事件を描いたものです。確かにこの二つの作品は、設定的に似ている部分が多いです。

攻殻の方は、自己認知であったり、倫理的なメカと人間の境界線であったりと「個(存在)や思想について哲学的に考える」要素が強い作品という印象です。

対してサイコパスは「社会の中での自分について考える」というメッセージ性が強いように私には感じられました。

あ、これら二つのどちらが優れているということではありません。どっちも名作と言える作品で、両作品ともかなり面白いです。

前述した攻殻機動隊は、FODでは配信されておりません。ただし、U-NEXTでは攻殻機動隊が配信されています。(ただし、個別課金作品です。)

U-NEXT

作品の背景の話はこれくらいにして、劇場版の感想を書いていこうと思います。

劇場版 サイコパス感想

まずは、劇場版のあらすじを見ていきましょう。

世界は禁断の平和(システム)に手を伸ばす。

2116年ー常守朱が厚生省公安局刑事課に配属されて約4年が過ぎた。

日本政府はついに世界へシビュラシステムとドローンの輸出を開始する。長期の内戦状態下にあったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)のハン議長は、首都シャンバラフロートにシュビラシステムを採用。銃弾が飛び交う紛争地域の中心部にありながらも、水上都市シャンバラフロートはつかの間の平和を手に入れることに成功した。シュビュラシステムの実験は上手くいっているーように見えた。

そのとき、日本に武装した密入国者が侵入する。彼らは日本の警備体制を知り尽くしており、シビュラシステムの監視を潜り抜けてテロ行為に及ぼうとしていた。シビュラシステム施工以後、前代未聞の密入国事件に、監視官・常守朱は公安局刑事課一係を率いて出勤。その密入国者たちと対峙する。やがて、そのテロリストたちの侵入を手引きしているらしい人物が浮上する。

その人物はー 公安局刑事課一係の執行官だった男。そして常守朱のかつての同僚。

朱は単身、シャンバラフロートへ捜査に向かう。

自分が信じていた男の真意を知るために。男の信じる正義を見定めるために。

劇場版で、シリーズ1から姿を消した狡噛慎也が久々に登場。

再登場した彼はさらにカッコよくなり、カリスマ性と筋肉量をあげて戻ってきました。(ボディーラインをやたら強調したピッチリとした服装をしていたのは、女性ファンへのサービスでしょうか)

劇場版のジャケ絵に狡噛が描かれていたので登場するかもと期待していましたが、まさか本当に再登場してくれるなんて驚きました。それも、ちょっとだけ登場するというものではなく、作中でガッツリ活躍しています。


「狡噛の再登場」も劇場版の面白みの1つですけど、個人的には「シビュラシステムを紛争地域へ導入(秩序と平和の輸出)というテーマ」についてが非常に興味深かったです。

個人的に勘違いしていたのですが、シビュラシステムって、全世界に浸透しているものだと思っていました。(よく考えてみれば、アニメシリーズの舞台は日本だったので、全世界にまでシビュラが浸透しているかどうかは、作中だけではわかりませんでしたね)

だから、劇場版のあらすじにある「日本政府はついに世界へシビュラシステムとドローンの輸出を開始するー」の一文を読んだとき、サイコパスの設定を活かすのが巧いな、と思わず関心しました。

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劇場版では、ゲリラや紛争が勃発している国に、全体統治としてのシビュラシステムが導入されます。システムによる制圧は、治安が悪い国であればあるほど、政府にとっては都合が良さそうですね。敵対勢力を犯罪係数で簡単に炙りだせるし、粛清も合法的に行えるわけなので、国家統治としてはベストなシステムかと思います。

粛清についても、人の手ではなく完全自動操縦のドローンにより行われています。ドローンの軍事利用って、現実の世界でもありえそうですよね。

…気になって調べてみると、米軍では既にドローンによる偵察、攻撃は行われているといった記事を幾つか見つけました。まだ完全自動というわけではありませんが、ドローンの軍事利用はこれからも活発化していくのでしょう。

でも、シビュラシステムを途上国に導入して「はい、これで治安が良くなり、平和になりました」ってことには中々なりません。ここが途上国と日本での大きな違いのようなのですが「犯罪係数が高い人達を更生させる仕組み」が途上国には整備されていなかったようです。

そのため、日本であれば矯正施設に入れたり、更生のためのプログラムを徐々に適応させていく方法が取れるのに、途上国では問答無用に粛清するしかありません。

仮に、犯罪係数がギリギリ高いラインで、粛清までは及ばなかったとしても、奴隷のように扱われたりします。言わば、シビュラの適正チェックを受けることで「普通の人ではない烙印」を無条件で一生押されることになります。これは、仕組み自体は違えど、中世ヨーロッパの魔女狩りと同じようなものかもしれません。

サイコパスのクリーンチェックを通過した人のみが、安全圏に住むことができ、それ以外の人々は、元々いた紛争地帯に送還される。さらに、適正チェックでアウトになれば、常に犯罪係数を監視され、規定値を越えれば、何らかの粛清を受けるー

これ、国民側から見れば、適正チェックでアウトになれば、それだけで人生の希望がなくなりますから、サイコパスのクリーンチェックなんて受けない方がいいですよね。救済措置がほとんどゼロな仕組みでは、リスクがあまりに大きすぎて、各地て反対運動が起こるのも頷けます。


「秩序と平和の輸出」のための途上国へのシュビラシステム適応。しかし、実態はシビュラを口実にした、反乱分子の徹底粛清。国の内情は、結構ひどいことになっていました。

そこで、国内でゲリラ軍が発足されるのですが、そこの戦術指揮をとっていたのが狡噛でした。彼は、ゲリラに「対ドローン戦闘術」を教え込みます。作中の設定ではドローンは100%日本製らしく、狡噛はドローンの有用性から弱点まで、そこにいる誰よりも熟知していました。

彼は、集団の中でリーダーとして活躍します。むしろ、リーダーというよりは、カリスマ的存在として尊敬されていました。狡噛本人に自覚はないにしろ、己の正義を突き通す姿は、彼らにとって非常に眩しいものと映ったようです。

作中では、狡噛が発揮したカリスマ性について、シーズン1で登場した槙島聖護と比較されていました。ここら辺は、シーズン1を見ていないと、ピンとこないかもしれません。

FODでは、サイコパスのシーズン1も見放題作品となっていますので、未視聴の方や話を思い出せない人は、事前にチェックしておくと劇場版をより楽しめると思います。

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劇場版の中盤から終盤にかけての見せ所は、美麗な戦闘シーンです。

狡噛は仲間のゲリラ達&常守と共に、政府に雇われた殺し屋4人くらいと戦います。ほとんどが体術戦闘で、戦闘アクションがカッコよかったですね。個人的に、ミリタリ系の戦闘が好きなので、作中の戦闘シーンはかなり楽しめました。

まとめ

FODで見た『劇場版 サイコパス』について、簡単なあらすじや見所、感想について紹介させていただきました。サイコパスファンなら間違いなく楽しめる作品だと思います。

ちなみに、私はFODの無料トライアル期間を利用してサイコパスを見ています。無料トライアル期間なので、一切料金は発生していません。

FODの無料トライアル期間は最大一ヶ月間です。この期間を利用して、サービスの使用感や気に入ったラインナップがあるかどうかをじっくり吟味することができます。FODについて詳しく知りたい方は「フジテレビオンデマンド(FOD)とは? 月額コースやサービス内容を徹底解説」で詳しく紹介していますので、ご参考にしてみてください。

FODについて、どんなサービスなのかある程度分かったら実際に無料トライアルを試してみるのが良いと思います。百聞は一見にしかず。実際に自分でサービスを使ってみて、肌感覚でサービスの良し悪しを検討してみてください。

FODの登録は、以下のリンクからも行えます。

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登録の仕方については「FOD(フジテレビオンデマンド)の登録方法をデバイス別で分かりやすく解説」で紹介しています。スマホでの登録方法も画像付きで紹介しているので登録するときにお役立てください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。