007スペクター ネタバレMAXであらすじと感想書いてみます。

007スペクター
昨日、遅ればせながら、WIMAXで「007 スペクター」見てきました。
土曜だったとはいえ、上映から何日か経ったいまでもあんなに混んでいるとは。さすがの人気ですね。

まあそんな話はおいといて。

ちょっとうろ覚えの場面が多々ありますが、思い出せる限りで、007 スペクターのあらすじを書いてみようと思います。ネタバレMAXで。感想も交えて。

感想が混ざったあらすじに興味はない、という方や、まだ見てないからネタバレされたくない、という方はブラウザバック推奨です。

007 スペクターのあらすじ

物語はメキシコシティから始まります。

その日のメキシコシティは「死者の日(死者を祀る日?)」で大規模なフェスティバルが開催されています。男の人も女の人も、骸骨のマスクをつけたり化粧をしたり仮装をしています。ちょっと違うけどハロウィンみたいなものかな?

その仮装した人々の中にボンドも紛れています。「あ、これボンドっぽいな」って感じの骸骨の男をカメラが追っていき、ホテルの個室に入ったところで、ボンドたということがわかります。

ボンドには連れの女の人がいましたが、ボンドガールというわけではないようで、すぐに別れてしまいます。「すぐ戻る」と言い残して窓から出て行っちゃうところはさすが007ですね。

窓から出て外壁→隣の建物の屋根→隣の建物の屋根…と移っていったボンドは道向かいにある建物の窓を銃で狙います。そこでは何か秘密の会合が行われている模様。

事前に盗聴器をしかけておいたのか、会合の内容を盗聴したボンドは、そこで「青白い王(ペイルキング)」と呼ばれる者の存在を知ります。

その後、盗聴した終えたボンドが室内の男たちを銃で撃とうとした瞬間に気づかれ、銃撃戦が始まります。打ちあう中で、建物の中にあった爆発物に銃弾が当たったのか、大きな爆発が起こります。

建物は崩れ、外壁がそのままボンドの方に倒れてきます。
その下敷きになる寸前で、間一髪で逃げたボンド。

道に出て崩れた建物の前に出ると、狙いの男がまだ生きていたことがわかります。お互い予想外の鉢合わせといった感じで反応が一瞬遅れますが、その後、男をボンドが追いかける形で逃走劇が始まります。

「死者の日」の祭りの中でチェイスを始めるボンドと男。男が人混みをかき分け逃げていくのを、ボンドが追いかけます。

男は電話(?)か通信機かでヘリを呼び寄せます。ヘリは広場の中央に停まり、男がそれに乗り込みます。逃げられるすれすれのところでヘリに飛び乗るボンド。

その後、ヘリ内部でボンドと男の激しい戦いが描かれます。
もちろん勝ったのはボンド。結構危ない場面もありましたが、男をヘリから突き落とし(もちろん下にはフェスティバルに集まったたくさんの人がいます)、ヘリの運転手も突き落とし、ボンドは何やら微妙な表情(口元ちょっと笑ってる?)でそのままヘリを操縦して現場を離れます。

ボンドは男を突き落とす際に、男が指にはめていた指輪を奪っていました。その指輪を見ていると、何やらタコのようなマークが描かれています。

ここでオープニング。

ボンドと無数の女の人たちが戯れる、という構成はいつも通りですが、今回のオープニングは過去の作品を思い起こさせる内容になっています。

ヴェスパーが死んでしまうシーンや、ル・シッフルとのカジノでの対決シーン、Mi6本部でシルヴァと対峙したシーンや、スカイフォールで命を落としたMの顔。(他にも映ってましたっけ?)

余談ですが、ボクはダニエルの007ではカジノ・ロワイヤルが一番好きなので、ヴェスパーが出てきたら辺でちょっと目元が潤ってました。

そして、今回の宿敵らしき男がシルエットで映し出されます。何人もの人間が座った長いテーブルの一番奥の席に腰掛け、こちらを見据えているという構図です(シルエットなので顔はまだわかりません)。男の背中からはタコの足のようなものが広がり、その様子は魔王とか悪魔とかを想起させる演出になっています。

圧倒的やばい感が伝わってきますね。
ボクはこのシーンですでにものすごくゾクゾクしていました。

ダニエルになってからの007シリーズを全部見てきた人にとっては、かなりゾクゾクするオープニングシーンになってたのではないでしょうか。

では、ここからまた本編に戻ります。

まず、Mとボンドが対面します。Mは何やらお怒りの様子で、メキシコシティでのボンドの行動が、彼の独断に基づくものだったことがわかります。ボンドは早々から謹慎を言い渡されます。

ここでCというコードネームの男がちらっと出てきます(この男の存在が後々重要になってきます)。

その後、ボンドの帰宅に合わせマネーペニーがついてきます。彼女はスカイフォールに残っていた遺留品をボンドに渡します。ボンドのアパートまで付いてきたマネーペーニーは、ボンドに今回の行動の目的を訪ねます。そこで、善人のMがボンドにビデオ映像で遺言(というか最期の指令)を出していたことがわかります。それが、冒頭の男の殺害だったというわけです。ここで男がスキアラという名前だったことがわかります。

ボンドはスキアラを殺す前の盗聴と、殺した際に奪った指輪で、スキアラのバックに大きな組織が存在していることを察知します。もちろんMは、スキアラに接触した際にボンドがこのことに気づくと予想していたのでしょう。その点はさすがMといったところ。

Mは次にローマへ向かうことをビデオ映像中でボンドに指示していました。ローマに行き、スキアラの葬式に出席しろ、と。

マネーペニーが去った後、ボンドは遺留品の中にあった燃え残った写真を意味ありげに見つめていました。

翌日、ボンドはQの元を訪れます。さっそく追跡装置を体の中に入れられるボンド。Mの指示です。

その後、タイマーで起爆させられる腕時計をもらい、さまざまな特殊機能が備わった車を紹介されますが、これは謹慎中のボンドのものではなく、009に渡すものだ、と説明されます。

ボンドはQに追跡装置を不能にしてくれと頼みます。QはM直属の部下であるため渋りますが、「新しい追跡装置はもしかすると最初の24時間くらいは不調が生じるかもしれない…あるいは48時間かも…」などと言って渋々了解をしてくれます。

そんな恩を受けておきながら、さきほど紹介されたハイテク車を盗み出すボンド。その足でローマに向かいます。指示通り葬式に主席したボンドは、そこでスキアラの未亡人と接触します。(この女性の名前は忘れました)

最初は不信感を抱かれつつもすぐ男女の関係に持ってっちゃうところはさすがのボンドですね。ベッドシーンはありませんが、ボンドは未亡人とのキスを交えた会話の中で、スキアラが死んだことである組織の秘密会議がローマで開かれることを知ります。

さっそくその会議が行われる宮殿へ向かうボンド。見張りがいますが、なぜかあっさりと通してくれます。

長テーブルが置かれた巨大な広間を、二階席から見下ろすボンド。広間には一階にも二階にも多くの人間がいます。全員が黒ずくめで、長テーブルに座った者たちのあいだでは「偽衣料品」「人身売買」といった言葉が飛び交っています。この組織が世界規模で悪事を働いていることを示唆させる内容です。

そして会議の途中に組織の首領と思しき男が広間に入ってきます。

あきらかにやばそうな雰囲気。
さっきまで堂々と喋っていた女幹部(?)などは、緊張のためか、言葉に詰まりが出てしまいます。

男はしばらくシルエットで淡々と語っていますが、「やっと来たな、ジェームズ」と(ちょっとセリフが違うかもしれません)言ったかと思うと、二階にいるボンドを見上げます。ここでボンドは、その組織のリーダー首領が幼少の短い期間を共に過ごしたフランツ・オーベルハウザーという男であることに気づきます(この時点で首領の名前はまだ明かされません)。

宮殿から逃げ出すボンド。
宮殿での会議の中でボンド殺しを任命された、ヒンクスという男(風貌からして明らかに強そう)がボンドを追いかけます。しばらく激しいカーチェイスをしたのち、Qから盗んだ車は川にドボンしてしまいますが、ボンドは危機一髪のところでパラシュートで脱出。その場を後にします。

マネーペニーとの連絡で、冒頭で名前が出た「青白い男(ペイルキング)」の正体が、「カジノ・ロワイヤル」や「慰めの報酬」でかかわったMr.ホワイトであったことがわかります。ホワイトはローマの会議でも名前が上がっていました。どうやら組織から追われ、どこかに姿をくらましているようです。

マネーペニーからもらった情報をもとに、ホワイトの潜伏先にたどり着くボンド。ホワイトはオーベルハウザーに刃向かったためにタリウムを盛られたせいで死にかけでした。

(ホワイトがオーベルハウザーに刃向かった理由は、オーベルハウザーの考えについて行けなくなったから、とのことでした。会議中にも人身売買や風俗の話が出ていましたが、ホワイトは「さすがに女子供に手をだすのばよくないだろ」という考えを持っていたようですね。「オーベルハウザーが昔ち変わってしまった」とも言っていました)

ホワイトの娘を守ることを条件に、彼から組織に近づくヒントをもらうボンド。ホワイトは「”アメリカン”と娘に言え」というヒントをボンドに与え、「君は嵐の中でもがく凧だ」と言い残して銃で自ら命を絶ちます。

一方、Mi6の方では、Mi5の責任者であるCが00部門の解体を図っていることがわかります。東京で行われる9ヶ国協議で彼の案が通れば、00部門は解体され、また、(何でだかはちょっと覚えていないのですが)情報共有という名目で、Cの元に世界中の情報が集まってしまう(牛耳られてしまう)ことが示唆されます。

9ヶ国協議の際、南アメリカだけはCの提案に反対していましたが、偶然(?)南アメリカでテロが頻発したことにより、Cの提案に賛成する形をとります。このあたりから、Cが情報の支配者になるカウントダウンが始まります。

一方、ホワイトの娘が勤務している診療所にたどり着いたボンド(国の名前は忘れましたが辺り一面が雪です)。ホワイトの娘マドレーヌに身を守ることを申し出ますが、父の死を知った彼女は申し出を断ります。

断られたボンドが渋々診療所のラウンジで待機していると、Qが現れ、MI6に戻るようにとボンドを説得します。ボンドはもちろん断り、Qにスキアラから奪った指輪の解析を頼みます。

と、そこでマドレーヌを黒ずくめの男たちがさらいます。その中にはローマでカーチェイスをしたヒンクスの姿もあります。

組織の男たちが運転する車×3を、どこで調達したのか自家用機で追いかけるボンド。林と雪原でのカー&プレーンチェイス(?)が始まります。

なぜか銃も付いていない自家用機で車×3を大破させてしまうボンド。マドレーヌを救出しますが、彼女はまだボンドに怒っています。でも、ボンドと一緒にいる他生き残る術はないと判断したのか、渋々、彼と動向を共にします。

その後Qとホテルの一室で合流する二人。(書き忘れてましたがQも組織の者たちに追われ逃亡劇を繰り広げていました)。そこでQは、指輪の解析結果からボンドの行動が正しかったことを認めます。組織の首領がオーベルハウザーであることや、組織に過去の悪役たち(ル・シッフルやドミニク・グリーンやホワイト)などが関係していたことがわかります。

そしてマドレーヌが、組織の名前が「スペクター」であることを明かします。

(余談ですが、慰めの報酬でドミニク・グリーンが所属していた組織「クォンタム」とスペクターは同じ組織です。慰めの報酬の原題は「QUANTUM OF SOLACE(クォンタム・オブ・ソレイユ)」ですが、スペクターが公開されてからは「SPECTRE OF SOLACE」に改題されたそうです)

そしてボンドとマドレーヌは、ホワイトが言っていた「アメリカン」に向かいます。当初、ボンドは「アメリカン」を人の名前だと思っていましたが、実際はホワイトと妻がハネムーンで訪れたホテルだったことがわかります(今では廃墟)。「アメリカン」の一室に隠し部屋があることを発見したボンドは、そこでホワイトが衛星電話を使ってオーベルハウザーを追いかけていたことを知り、その座標を特定します。

(また余談ですが、ホワイトの隠し部屋でボンドは「ヴェスパーの尋問」と書かれたビデオテープを発見します。中は見ませんでしたが、ヴェスパーのことを思い出しているんだろうな、という感じが表情からありありと伝わってきて…)

座標からスペクターの本拠地が北アフリカの砂漠のど真ん中だと知ったボンドは、マドレーヌと共に列車に乗って砂漠へと向かいます。列車の中でまたヒンクスの襲撃を受けますが、列車から突き落とすことでなんとか退けるボンド。

(ヒンクスは、肉弾戦では今作最強…というかダニエルの007に出てくる悪役では一番強かったですね。さすがのボンドも防戦一方。マドレーヌが銃で加戦してくれなければ負けてたんじゃ…ってくらい強かったですね。パンチとか全然効いてなかったし)

ヒンクスを倒したあとは、達成感か吊り橋効果かはわかりませんが、そのまま自然とベッドシーンに移行しました。マドレーヌ、最初はあんなにボンドを拒絶してたのに…。

翌朝、目的の駅に着くと、あたり一面は砂漠で何もなく。どうするのって感じだったのですが、黒人男性が運転する車がやってきて、二人を本拠地へと連れて行きます(二人が来ることは筒抜けだったようです)。

スペクター本拠地は巨大な研究施設のようになっていて、二人は一旦別れ、ゲストルーム(?)で待機します。そこには二人にとっての思い出の写真(ボンドはオーベルハウザーとその父と三人で撮った写真、マドレーヌはホワイトとのツーショット)が飾られています。

その後、合流した二人はオーベルハウザー自身に施設を案内されます。長い廊下状の部屋では、壁に向かう形で多くの人々がパソコンを操作しています。ここでスペクターの目的が、世界中の情報の収集であることがわかります。

そういえば先にもそんな話がありましたね。MI5のCです。
実はCもオーベルハウザーの部下の一人であったことがわかります。
オーベルハウザーが指示を出すと、パソコンを操作していた部下の一人が画面にMI6内部のリアルタイム映像を流します。そこではMが退任したことを部下たちに報告しているところが映し出されていました。

また、オーベルハウザーは過去の敵たち(ル・シッフルなど)がすべて自分の管轄下にあり、すべてボンドを苦しめるという目的のためだけに動かされていた、という事実を明かします。

その後、ボンドは気絶させられ、二人は全面白塗りの別の部屋に。
ボンドは椅子に固定され、そこでオーベルハウザーから、ボンドを苦しめることの動機を聞かされます。ここでボンドがオーベルハウザーの父に養子として迎えられていたことがわかり、オーベルハウザーが、父子間における自分の居場所がボンドに奪われることを危惧したことから、自身の父親を殺した、ということが明かされます。

(ボンドをあれだけ散々な目に遭わせてきたのだから、オーベルハウザーの行動にもきっと大きな理由があるのだろう、とボクは思っていたんですが、意外にもオーベルハウザーの動機の根幹にあったのは、父を奪われたことに対する嫉妬心だったようです。このシーンで、理由そんだけ?と思ってしまったのはボクだけじゃないはず)

首から細いドリルを突き刺され拷問を受けるボンド。もはや絶体絶命…といった感じですが、ここで例の腕時計爆弾が活躍します。なぜか拘束されていなかったマドレーヌに爆弾を託し、それでオーベルハウザーを攻撃。パニックになっているあいだにマドレーヌがボンドを拘束解除し、部屋を抜け出します。

見張りから銃を奪い、次々と敵を倒していくボンド。銃撃戦の合間に大爆発が起こり、施設は全壊。二人はヘリで施設を後にします。

(この銃撃戦のシーンについてはかなりぱぱっと書いた印象を受けるかもしれませんが、実際、巨大な施設の割には銃撃戦から脱出まではほんと数分しかなかった印象です。ボンドが強すぎて張り合いがなかった、というか…)

オーベルハウザーは腕時計爆弾の爆発をもろにくらってましたし、施設も爆発で木っ端微塵になってしまったので、さすがに死んだかとも思ったんですが、ボンドたちがヘリで脱出するシーンで、画面の端にちゃっかり施設から脱出する二台の車が映し出されていました。まだ生きているんじゃないか、っていうのを視聴者に示唆するような意図的な描写でしたね。

その後、ロンドンに戻ったボンドはM、Q、マネーペーニー、そしてMの部下のターナーと落ち合います。Cが世界中の情報をすべて手中に収めるのを防ぐために行動を始めますが、ここでマドレーヌがボンドの元を去ります。「あなたとは一緒にいられない」というのが理由のようです(せっかく安全な隠れ家に来れたんだから、今このタイミングでいなくならなくても…)

Cがいる新設されたMI5の本社ビルに向かう一行。途中でC配下に襲撃を受け、ボンドは旧MI6本部へと連れ去られてしまいます。ボンドは自分の力で拘束を解くことに成功しますが、MI5の本社ビルには向かわず、廃墟となったMI6本部へと侵入していきます。

(昨日、視聴していた時は、ここでのボンドの行動が疑問に思えましたね。みんなと一緒にMI5本部に行くべきじゃなんじゃ…って。でも今思えば、わざわざMI6本部に連れてこれた→ここに何かある! という判断に至るのは自然な考えですよね)

Mi6のロビーには殉職者のリストがあり、そこに赤い文字で自分の名前が描かれているのに気付いたボンドは、赤い矢印で示された通りに建物の中を進んでいきます(どう考えたって罠なのに、まったく恐れるそぶりがないのはさすがというべきか……)

途中の部屋では、ボンドが過去に関わった人物たちの写真がわざわざ飾られています。ヴェスパー、ル・シッフル、シルヴァ、ホワイト、Mですね。

(思ったんですが、オープニングでもそうだったんですけど、過去の敵たちの顔が映し出される場面があっても、なぜかドミニク・グリーンの顔は全然映らないんですよね。(Qが指輪を解析しているシーンで一瞬映りましたが)俳優さんとの問題なのかな、とか、権利の問題なのかな、とか色々考えちゃいました。特にボクの場合は、スペクター視聴前に最後に見たのが「慰めの報酬」だったのでとても気になった)

そして最深部までたどり着くと、そこにはやはりというべきか、オーベルハウザーの姿が。ボンドは見つけるなりいきなりバンバン撃ちまくりますが、あいだに防弾ガラスがあるため攻撃できません。

オーベルハウザーは、腕時計爆弾の爆風の影響なのか施設爆破の影響なのかはわかりませんが、右目をまたぐ形で深く傷を負った顔で登場します(右目は負傷により真っ白になっています)。オーベルハウザーはマドレーヌを拉致しMI6の本部内のどこかに拘束していることと、建物が3分で爆破されることを言い残し、その場を去ります。

マドレーヌを探すために建物の中を駆け回るボンド。さすがにハラハラしましたが、その反面で、マドレーヌが不自然なタイミングで離脱したのはこのためだったのかあ、って思いながらこのシーンを見ていました。

マドレーヌは、前作、スカイフォールで爆破が起こり、外にむき出しになってしまった部屋に拘束されていました。彼女の拘束を解いた時、タイムリミットは47秒(だったかな)まで進んでいました。

さすがにどう脱出するんだろ、って思ったんですが、崩壊によりできた吹き抜け?になったところにちょうどネットが貼られていたので、そこに飛び降りることでだいぶショートカットができたようです。

爆発が起こり、旧MI6が崩壊します。ヘリから見ていたオーベルハウザーは勝利の笑みを浮かべながら別れの言葉を言い、MI5ビルでなんとかCを止めることができたMたちは、オーベルハウザーとは相反する表情で本部の崩壊を見届けます。

ボンドは死んでしまったのか…みたいな顔をしていると、川にボンドとマドレーヌの乗ったボートが現れます。

運転をマドレーヌに任せ、ボンドはオーベルハウザーのヘリを銃撃。さすがに遠すぎて当たらないだろって距離のヘリを見事撃ちぬき、操縦が効かなくなったヘリはそのまま橋の上に落下します。

オーベルハウザーはまだ生きていますが(さすがのしぶとさ)、足を負傷していて歩けません。必死に体を引きずって逃げようとしますがそこにボンドとM一行がやってきます。

オーベルハウザーに銃を向けるボンド。殺すのか、と思いましたが、銃は弾切れ。じゃあ別の方法で殺すのか、というとそういうわけでもなく、「他にもっと大事なことがある」(セリフ間違ってるかもしれません)と言い残すと、銃弾をすべて抜いて銃をどこかに放り投げ、Mにオーベルハウザーの身柄を預け、マドレーヌの元へと向かいました。そして彼女と抱擁を交わすと、手をつなぎ、その場を去って行きました。

翌日(かどうかはわかりませんが)後日、ボンドはQの元を訪れます。Qが「辞めたんじゃないんですか」と聞くと、ボンドは「忘れ物があるから」と言います。

忘れ物というのは前作で大破しちゃったアストンマーチンですね。修理されていたみたいなので、それを取りに来たんですね。

愛車の助手席にマドレーヌを乗せて、そのままどこかへと走り去るボンド。そしてエンドロール。

一応、今作でダニエルの007は終わり、と思わせるような終わり方でした。

007 スペクターを見終えての感想

まあ、あらすじ内にちょいちょい書いちゃったんですが、あらためて感想を。

近年の007では久々の宿敵スペクターの登場する作品ですね。てなわけですごく期待していました。全体的な感想としては、とても面白かったです。

ただ、結構突っ込みどころがな…。これもあらすじの中でちょいちょい書きましたが、あらためて書くとすれば…

1.ダニエルになってからの007の悪役にぜんぶオーベルハウザーが関与してたって設定は無理があったんじゃないか

2.オーベルハウザーがボンドに執着する理由が「幼少期に父親を取られそうになったから」じゃ弱すぎるんじゃないか

3.ボンドを挑発するためだけにわざわざMI6本部にあれだけの大掛かりな罠を用意したのか(しかもボンドだってスペクター本部破壊した後、たぶん最短で戻ってきてますよね? にもかかわらずあれだけの爆発物の用意や設置をする時間がどこにあったのか(オーベルハウザーが電話で「ボンドが帰ったからMI6に爆弾仕掛けといて」とわざわざ支持していたのだとしたらちょっと笑えてしまう))

4.そもそもボンドを挑発しにこなければ捕まることもなかったんじゃないか

5.ボスを失ったスペクターのその後どうなったの?

6.公開前の売り文句ではボンドガール2人って感じじゃなかったっけ?(未亡人とマドレーヌの出演時間に圧倒的な差があるような気が。むしろ途中色々とピンチだったQの方がボンドガール(?)感がある気が…)

などといった点でしょうか。
主にオーベルハウザー方面に突っ込みどころがたくさんあるような印象でした。

アクション映画にこういったことを求めるのは野暮かもしれませんが、もう少し、オーベルハウザーがあの地位までのし上がった過程というか、バックボーンみたいなものが描かれてほしかったですね。

それがないから、彼の人物としての厚みが感じられず、あの飄々とした感じも相まって、ものすごく薄っぺらく感じてしまいました。

オープニングのタコ脚にょろにょろさせてるシルエットとか、ローマの宮殿に出てきたあたりはものすごくかっこよくて、禍々しさというか、「さすが世界を股にかける巨大シンジケートの首領だ」と感じさせる雰囲気があって、悪役好きなボクは鳥肌立ちまくりだったんですが、後半に行くにつれてなんかそのゾクゾク感が薄れていっちゃうのが残念でしたね。

スペクターの会議のシーンは、組織の規模が大きすぎで、「これボンドでも勝てないんじゃないか」とか「一作で終わるの?これ」っていう感じがあったんですけどね、本部もボンドが一瞬で爆破しちゃったし。

あとは、ボンドは孤独だからかっこいいのであって、後半部でみんなで行動したみたいに現地に仲間がたくさんいちゃうと007感がなくなっちゃう気がしたっていうのもありましたね。そういった点も踏まえて脚本の人はは、ボンドを罠だらけのMI6に赴かせたのでしょうが。

うーん、なんていうか、ものすごい「尻すぼみ間」がありましたね。「竜頭蛇尾」っていうのかな。楽しかったかつまらなかったかっていえば、当然前者なんですが、カジノ・ロワイヤルの時のような物語としての厚みがもう少し欲しかったなって感じですね。

正直、ボクとしてはオープニングムービー流れているシーンが一番感動しました。ヴェスパーが闇に飲まれてく映像は「うわあああああ」って気分で見てましたし、懐かしい面々の顔が出てくる演出も良かった。いままでダニエルの007だけですもんね、前後の作品が直接繋がり合ってるのって、それを生かしたあのオープニングムービーは最高だった。サム・スミスの歌もこの上なく良かったしね。

これ。

普通に泣いてました。

この曲で生まれた生まれた高揚が、後半に行くにつれてちょっとすつ薄れていってしまったのは、残念だったなあ。

うーん…。

とまあ、
なんか結果的に酷評っぽくなってしまいましたが、ボクはこの作品べつに嫌いなわけではないです。

やっぱり007ですからね。突っ込みどころは多かったけど、楽しかったのは楽しかったし。

感想をまとめると、

トータルでは楽しかった。でも突っ込みたいところがちょいちょいあった。スペクターだけで二作やってほしかった。といった感じですかね。

ちなみに、作中では完全にダニエルの007が終わったような感じでしたが、ダニエル主演でもう一本取るみたいですね。

2006年の第21作「007 カジノ・ロワイヤル」から主演してきたクレイグは、「007 スペクター」を最後にシリーズを去る可能性が浮上していたが、英デイリー・メール紙のインタビューで「もう1本、契約が残っている」と明言。「俺は死ぬほど働いている。だんだんキツくなってきたよ。でも、これが人生だ。体が持つ限り、続けるつもりだよ」と語った。(出典:映画.com)

マジっすかって感じ。

ダニエルさん、スペクターやる前に「ガラス飲んでもやりたくない」みたいな言ってませんでしたっけ? あの話はなんだったんですか。

…まあ、

何はともあれ、ダニエルのボンドがもう1作見られるのは、ファンとしては嬉しい限りなんですけどね。

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