(画像はLGスマートTV 出典:Hulu)
このページでは、スマートテレビとは何か、どこのメーカーが製造しているのか、具体的にどういったことができるのかなどといったことをまとめています。
目次
スマートテレビとは
従来のテレビにインターネット機能やその他さまざまなアプリケーションを搭載することによってテレビの機能を拡張したものです。昔の携帯電話に対する現在のスマートフォンをイメージすると、スマートテレビがどういったものかというのがおのずと見えてくると思います。
要は、他の機器と接続することなく、テレビ単体で地上波以外の動画が見られたり、インターネットができたりするテレビのことですね。次世代テレビというような呼ばれ方もします。
スマートテレビはスマートフォンと同じように、アプリケーションを追加することで機能を拡張してすることができます。もちろんどのスマートテレビにも最初からいくつかのアプリケーションが搭載された状態になっています。
スマート、という言葉は「細くてカッコイイ」という意味の他に、「利口、賢い」といった意味も持っています。スマートフォンもスマートテレビも、従来の電話やテレビに比べさまざまな機能を備えている(あるいは後から習得することのできる)
スマートテレビを製造しているメーカー
大手のメーカーであればだいたいどこでも製造していますが、例として、いくつかのメーカーの名前と、機器の名前を一覧してみます。
LG – NetCast
Panasonic – Viera Cast、Viera コネクト
Sony – BRAVIA
サムスン – Smart TV
Sharp – Aquos Net+
東芝 – Toshiba Places
※上記はほんの一例です。
スマートテレビで具体的に何ができるか
では、これからスマートテレビで実際に何ができるかをまとめていきます。
1. インターネットが楽しめる
スマートテレビでは、大画面を使ってインターネットをすることができます。つまり、インターネット上でできること(サイトの閲覧、Youtubeなどでの動画の視聴、メールの交換)などがだいたい何でもできるということです。もちろん、それらを行うには家にインターネット環境が備わっている必要があります。
2. 放送コンテンツの拡張
冒頭でも書きましたが、スマートテレビはアプリケーションを追加することで機能の拡張をしていくことできます。テレビの大画面を最大限に活かせるアプリケーションは何かと問われれば、やはりYoutubeやHulu、Netflixなどの動画配信サービスでしょう。また、海外ニュースの視聴が可能になるアプリケーションなどもあります。
各スマートテレビがどういった動画配信サービスに対応しているかについては、一定でないので、それぞれの公式ページを見ていただきたいところですが、たとえばYoutubeやHuluは、どのスマートテレビでも見られる印象ですね。
3. テレビ画面でSNSを楽しむ
スマートテレビではTwitterやskypeなどのSNS楽しむことができます。特にskypeはテレビの大画面を使って通話ができるので、恩恵を受けやすいですね。Twitterやskypeに比べると認知度は低いですが、Picasaウェブアルバムなど画像の見られるアプリケーションも、比較的恩恵を受けやすいでしょう。
サッカーの配信を見ながらTwitterでやりとりができるビエラのSNS「ソーシャルネットワーキングTV」などは、スマートテレビでSNSを行うメリットを最大限に高めてくれますね。
もちろん他のメーカーのスマートテレビも、こういった「テレビを見ながら」できるさまざまなSNSアプリケーションを
4. その他アプリケーション
スマートテレビには他にもさまざまなアプリケーションが用意されています。たとえば、地元のラジオを視聴するものや、料理の材料や作り方や完成写真などをテレビ画面に表示するものや、カラオケなど。もちろんゲームも楽しむことができます。
今後もさまざまなアプリケーションが追加されていくことでしょうが、せっかく単体で機能するテレビなのだから「テレビであること」を活かしたアプリケーションが追加されていくことを期待したいですね。
まとめ
世論調査によれば、テレビを見ながらパソコンやスマートフォンなどの情報機器を操作する人は7割以上にも登るそうですね。もしかすると、スマートテレビの開発の元となったのは、それを一気にテレビの中で済ませられるようにしよう、というアイデアだったのかもしれません。
しかし、スマートテレビの実情を見てみると、テレビ+情報機器にはまだまだ勝てない部分が多いように思います。いくら大画面といっても1枚の画面では限界がありますし、そもそもリモコンを使った操作が主なので、テレビ+情報機器のような簡易性はありません。
インターネットを開くにも、一度テレビの視聴をやめ、メニュー画面に戻ってインターネットを選び直す必要があるので手間がかかります。
こういった不便さを考えると、スマートフォンがヒットしたようにスマートテレビがヒットするということは(そもそもテレビというデバイス自体落ち目ですし……)ないのかもしれません。
……と思っていたんですが、「Aol News」で紹介されている「47LA8600」という機種はすごいですね。レーザーポインタ型のリモコンで、テレビ画面にメモをとったり、テレビを視聴しながらインターネットブラウザを開いたりなどといったことができるようです。
画面に手を振りかざしたりすることで操作ができるようです。3D動画も視聴できるようですし。
時代もここまできたか、といった感じですね。